本から学ぶログ 

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ブルー・オーシャン・シフトを読んでの感想

こんばんわ。今日はブルーオーシャン戦略の第二作品であるブルーオーシャンシフトに関して感想をお伝えできればと思います。f:id:sennnennniippoarukutori:20190210235952j:plain

ブルーオーシャン戦略:破壊より非破壊的想像の産物。成功は他社の犠牲の上であるのではない。新しい市場を開拓する戦略。

感想

ブルーオーシャン戦略を効率的にシフトする方法が書かれているのがブルーオーシャンシフトです。ブルーオーシャン戦略への移行に関して記載された本書は新規市場開拓のバイブル的な書物です。レッドオーシャン(競争)からの脱出に必要な要素の記載が盛りだくさんで参考になる事が多々ありました。現状自身の所属す業界がレッドオーシャン化している中でどのように会社、そして顧客をブルーオーシャンに導くか、多くを考える機会をもらえる本でした。

 

ブルーオーシャンシフト3つの鍵

ブルーオーシャンシフトに対して、著者は下記の三つを提示している。

 

ブルーオーシャンの視野を取り入れ、事業機会の所在について考え方を改める。

②視野を元に、商業的に旨みのある新製品や新サービスを開発、新しい事業開拓する。

③人間中心のプロセスを持ち「人間らしさ」をプロセスに組み込む。

                 効果的なプロセスを遂行する上で自信を培う。

 

ここで出てきている「人間らしさ」については細分化・実体験に基づく経験・公正なプロセスから構築されるとされる。自身の自信・変革の必要性の気づき・自発的な協力がポイントとのこと。ブルーオーシャンシフトへの具体的な手順として、『準備(PMSマップ)→現状→目的地(買手の効用マップ)→道筋を立てる→戦略を絞り、実践』の流れ

PMSマップではP:パイオニア。M:移行社。S:安住者。に分けて、収益を円で表す。

※買手の効用マップ:効用を生み出す6個のテコ:顧客の生産性、シンプルさ、利便性、リスク低減、楽しさや好ましいイメージ、環境へのやさしさ。

顧客経験の6個のステージ:購入、納品、使用、併用、保守管理、廃棄

 

またアプローチの手法としては下記の3つ

①業界の長年の懸案を打開する解決策を示す(攪乱的創造)

②業界の長年の懸案を再定義した上で解決する

③真新しい問題を見つけ解決するか、真新しい事業機会をくみ取る。(非攪乱的創造)

※市場創造戦略モデルの成長モデルについても解説があり、攪乱的創造と非攪乱的創造その上に成長が存在している。またブルーオーシャン戦略の醍醐味は既存の条件下での戦いを実施しない。つまりは新しい価値を提供する事である。

 

熱意は関心のある分野に向かう

ブルーオーシャン戦略家は業界の置かれた状況を当然だと思わずむしろ、自分に有利に変えようとする。

・決して競合他社を叩きのめそうとせずにむしろ、競争を無意味にする方法を考える。

・既存顧客の奪い合いではなく、新たな需要の創造と確保に注力する。

・差別化と低コストを同時に追う。

・視野を広げる。